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歌詞
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2006年12月04日 6集

01. 愛は全てそんなものだから
02. 厚い財布
03. あの時はそうだった
04. 愛、酒、歌
05. 暗い街に宿る愛
06. 人を求めて
07. 猟奇的な彼女
08. 青い鳥
09. 木浦市清潭洞
10. 尋ねてみます
01. 愛は全てそんなものだから
朝日に足がふらついて
慎ましい月の光を背に体を隠せば
その月の光は 私を触って 私の心に雨を降らせる
バカな恋愛をして バカな別れをして
死ぬほど あなたを愛したけど
バカみたいに あなたを手放さなければならなかった
※あなたを思い出しても あなたに会いたくても
あなたが懐かしくて 私の心がとてもつらくても
私にそんな資格がなくて 泣くこともできなくて
愛は全てそんなものだから..
バカな考えをして バカな後悔をして
別れより もっとつらい思い出を
私もこっそりと取り出していた
※繰り返し
時には地獄のような 持て余す私たちの愛を
抜け出すために 地団駄を踏んだりもして
そうするには あまりにも頑丈な私たちの縁が
あまりにも悔しくて..
愛は全てそんなものだから...
【Bugsのライナーノーツ訳】
WAX6集『愛は全てそんなものだから』
突然寒くなった天気がタンスの中の厚い服を取り出させて「どこかで初霜が降りた」というニュースが秋の声を乗せて聞こえてくる。
昨年2月初めに5集アルバムが出たので、丁度21ヵ月ぶり、デビュー後最も長かった今回の空白は日本での活動のためだ。この期間、シングル1枚とアルバム1枚を出して日本の土にWAXという名前をはっきりと刻み込んで帰ってきた。
今回の6集アルバムは、WAX音楽の真髄を見せることができる曲ばかりで、いわゆる「WAX印」と呼ばれる珠玉のようなバラードが主をなしている。今回のアルバム
タイトル曲の『愛は全てそんなものだから』は、この秋にさらに多くの人々の胸を打つようだ。かろうじて愛を終わらせたが、別れの痛みはより一層大きくなって行く。こんなに苦しいなら、なぜ愛し、なぜ別れたのだろうか。愛も別れも皆バカのように感じられる。こんなに強い縁が悔しい。でも諦める。『愛は全てそんなものだから』、もしかしたら私たちの人生自体が全てそんなことだ。
その他の収録曲を見れば、百ウォンのコイン一つあれば、空を飛ぶように純粋だった。それでツラい恋から自由だった幼い時期を、ボサノバ
リズムに乗せた『青い鳥』。
幼年時代を歌うとし、田舎から今しがた上京してきて馴染み薄いソウルの風景に挫折した青年時期を歌った『木浦市清潭洞』。
今まさに愛が始まりそうな入り口で不安な心に、まだ愛を知らなかったその昔を回想して懐かしがる『あの時はそうだった』。
一緒に暮した多くの時間を閉じて、今まさに去ろうとする愛がある。そんな心を込めて私を守った人が、申し訳ないという言葉と共に去ろうとするという『人を探します』。
少しずつなくなる紙幣の代わりに、永遠なことと信じて財布にぎっしりと挟んでおいた写真。今日も財布があたえる分厚い触感は、あなたの空席をたくさん懐かしがらせる『厚い財布』。
愛した瞬間にはとても尋ねられなかった言葉を、私はその時どうだったのか、本当に美しかったのか、私のために幸せだったかを『尋ねてみます』。
私たちは弱気な存在だから別れた人がひたすら幸せになるように願うことにはならないはず。なぜなら、その人が幸せになるほど私がより一層みずぼらしくなるから『猟奇的な彼女』。
でも愛の影はどちらにでもある。それで別れがさらに難しいことだが、物寂しい街を歩きながらもそのまま言葉なしに立ち止まって、愛を呼んでみる『暗い街に宿る愛』。
お酒一杯で別れを告げる人に大きく叫んでみて、お酒一杯で別れを悲しむ私をなだめてみる。レゲエ
リズムに乗せたアイロニーな歌詞が、より一層胸に迫る『愛、酒、歌』等アルバム全体が珠玉のようなバラードで構成されている。
2006年冬、WAXの音楽に耳を傾けよう!